2025.07.01
第6回マリッジデザインカンファレンス開催報告
【開催報告】
6月22日に「第6回マリッジデザインカンファレンス」が開催されました。
今回のテーマは「男と女で一緒に性と向き合おう〜心地いい恋愛・結婚生活のために〜」
普段あまり話す機会がない“性”をテーマに、心地よい関係性を築くために何が大切かを、参加者の皆様と一緒に考える時間となりました。

ゲストには、公益財団法人ジョイセフの小野美智代さんにお越しいただきました。
小野さんは静岡県の旧家に生まれ「跡継ぎ」としての期待を背負って育った体験や、カンボジアの友人が出産の際に命を落としたことなど、女性の生きづらさや社会的構造への疑問が、ジョイセフでの活動につながっているとのこと。事実婚を選択するなど、自らのライフスタイルを確立されています。
トークセッションでは、3つのテーマで小野さん、中村会長にお話を伺いました。
1️⃣『若い世代の性との向き合い方』
小野さんが取り組んでいる「ILADY(アイレディ)プロジェクト」では、自分を大切にし、自分の人生を自分で選ぶことの大切さが語られました。若い世代の性の悩みとして「相談できる相手がいない(特に男性に顕著)」「相手に合わせてしまう(特に女性に多い)」など、誰もが共感する課題が挙げられました。
2️⃣『親の価値観の影響も 性やパートナーシップに関する教育の必要性』
「子どもに正しい性の知識を伝えるためには、まず親自身が学び直す必要がある」と小野さん。
性教育は人権教育。身体の知識だけでなく、大切な命をどう生きるかということであり、自己決定や対人関係も必要になる。親子やパートナーとのコミュニケーションの重要性が話されました。
3️⃣『性被害を終わらせるために』
性加害の報道がされていますが、男性も正しい知識もなく、相手の立場を理解できないでいる。教育を受けていないという意味では被害者。自分の気持ちを理解して、相手に素直に伝える力が、性に限らずあらゆる人間関係において鍵になると語られました。
続く特別講演『赦しを起こすNEO結婚学〜加害者と被害者を内なる融合で超えていく〜』では、善と悪、男と女、といった二極性にとらわれてきた思考のメカニズムを知り、加害者性も被害者性も自らの内面に存在することを理解することで、本来の自分を取り戻す道が示されました。
性にまつわる問題も、自らの内面に起因するとして、自分を捉え直すきっかけになった参加者も多かったようです。
最後に『ふたりの未来をもっと素敵にするために』をテーマにした交流タイムでは、さまざまな立場から活発な意見交換が行われました。
参加者からは「もっと自分の気持ちに正直に生きたい」「パートナーと性について話してみようと思った」「男性の側の苦しさや孤独についても理解が深まった」など、たくさんの共感の声が寄せられました。
本カンファレンスでは、「性」を通して自分自身を知り、より良いパートナーシップのあり方を共に考える貴重な機会となりました。ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
文責:斎藤美生